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なんだか、夏から秋を通り越していきなり冬っぽくなった気がしますが、気温だけ見ると平年並みというところですね。さて、ウッドデッキの再塗装をやるやる詐欺になりかねない勢いでしたが、とりあえずの部分は再塗装完了したという記録。計画中ですという記事を上げたのが、約2ヶ月前。記事を上げる前にはいろいろ検討しているはずなので、在住ではないと言えダラダラ引っ張ったものです。
まだまだ残暑厳しい折でしたが、寒くなって*1は塗装が難しい、というより乾燥時間*2が取れないので、少々巻き気味にして、計画をほぼ決めたという記事がこちら。
これが9月の中旬の記事です。記事を書いたころには物品調達がすんでいたようにも記憶する*3ので、記録なのにかすむ記憶に頼りがちという謎な事態に陥っております。
アドバイス等もいただきありがとうございました。オスモカラーやキシラデコールの商品説明のサイトには、色々初心者に優しい説明や動画があるので、塗装前夜は一通り目を通しました。肌や靴のメンテナンスと同じ発想*4だな、と感じました。多分準備は万端です。
洗浄
今回は、ウッドデッキ自体の傷みがボチボチなことや、購入前に塗ってあった塗料が何なのかが分からなかった*5こともあり、オスモカラーカントリープラスの上塗りできる、という性能を信じて再塗装することにしました。資金的に余裕が出来たら作り替えを検討したいと思いますが、塗装をまめにすることで7~8年もってくれればありがたい限り*6です。
余談ですが、樹脂のデッキは寒冷地ではトラブルが起きやすくお薦めしないと、いう話ですが、東急リゾートタウン蓼科近隣のバラクライングリッシュガーデンのサイトでお薦めされているものもあるので、作り替える時はじっくり考えたいと思います。
そんなわけで、デッキにやすりがけなどをして、きれいに塗料を落とすことは考えませんでしたが、少々苔がついていたりもしたように見えた*7ので、高圧洗浄でお茶を濁すことにしました。
再塗装時には木部は乾燥していることが望ましいということで、前日の昼過ぎに洗浄しました。
先日の記事で高圧洗浄機の記事を書きましたが、実はサンダ((マキタ 充電式ランダムオービットサンダ BO180D))も購入しています。ざっくり洗った後、ちょっと荒れているところをきれいに、と目論んでいました。が、写真では分かりづらいのですが、荒れた面がわりと多く、体力的にしんどそうというのもあって、今回はほんの少し、本格的にやばそうな場所だけサンダがけをして、こちらもお茶を濁します。サンダは他にも使用する予定があるので、その時にレポートを書いてみようと思います。
9月だと、下の写真のように高圧洗浄しても、翌朝にはカラッと乾いてくれました。下準備も終わったので、いよいよ再塗装の本番です。
始業
ペンキ塗りは音が出ないですし、太陽が昇って暑くなる前に出来ることが望ましいのですが、我が家の愛犬はこういう日に限って元気いっぱい早朝からお散歩を楽しみましたので、作業開始は10時ごろになりました。とはいえ、おかげさまで、木部も良い具合に乾いてくれたので、張り切って作業開始です。
塗装物品
再塗装の際に使ったのは、上の写真の物品です。左側のブロワ含めて左から。
- ブロワ
ほぼバッテリーしか写っていませんが、落葉の季節になっていて風が吹くと葉がさらさら落ちてくるので、塗る直前にさっと塵や落ち葉を飛ばせるのは楽でした - マスカーテープ
養生用です。ホームセンターで100円前後で買えます - オスモカラーカントリープラス
今回はダークブラウンをチョイス - 刷毛
そこそこ腰の強いものでした。専用セットに入っていたものですが、塗りやすかったです。 - 混ぜ棒
ただの棒です。なんとなくおしゃれな雰囲気を楽しめます。 - オスモ専用洗浄液
ちょっと高いのですが、肌についても優しい感じでした。おすすめです - マスキングテープ
養生テープです。今回はマスカーテープのみ使用しましたので未使用です。 - 塗料用トレイ
ホームセンターで売っています。TRUSCOのものだと思います。コテパケをしごくという意味では少々物足りない感じなので、同じTRUSCOでもネット付きのローラーバケットあたりを用意したほうが作業的に楽だと思います。 - OSMOの手提げ袋
思い切りペンキをこぼしたので廃棄しました… - コテパケ
オスモカラー用のコテパケは刷毛部分がスポンジでなく繊維なので、かなり塗りやすいです。 - コテパケ用継ぎ柄
ある程度以上の広さを塗るなら、腰のためにも継ぎ柄はあったほうが良いと思います。
準備
外壁は取り替える時期だとは言われていますので、あまり必要性がなかったかもしれませんが、一応マスカーテープで養生しました。デッキと建物の隙間がわりとなく養生部分を広げるというより押し込まないといけなかったことと、そもそも外壁が劣化していてテープの粘着が効きづらいところで、少々苦労しました。
オスモカラーに限らず、ペンキは使用前に上下を混ぜる必要があります。今回は混ぜ棒などセットになっていました。100回混ぜる、と書いてありますが、下に溜まっている染料と浮いてしまった油を均一にすればいいはずですが、下から掬い上げるように混ぜないとうまくまざりません。缶を開ける前にひっくり返したり、缶を振りまくったりしたほうが無難だと思います。
塗装
絵画でもペンキ塗りでも、細かい部分を塗ってから大きな部分を塗るというのは塗装の鉄則みたいなものなので、その順番で取り掛かりましたが、フェンスの継ぎ目や隙間を塗っていたら5時間以上かかってしまいました。コテパケでなく刷毛で塗らないといけないと思われる部分を塗りおえたのが上の写真です。写真でも分かる通り、影の向きがすっかり変わってしまっています。1人の作業とはいえ、次回以降は細かく区切って少しずつやれるように年単位で計画していくべきだと思いました。体力的、気力的、及び2.5リットルの塗料的要素から、一度の作業時間は3時間くらいにするべきですね。フェンスの細かい部分は1本で上下、裏表塗ってから次の柱という具合にしていきました。余談ですが、相当数の屈伸やへっぴり腰でフェンス外側に手を伸ばすなどしたので、足首が傷んでしまいました*8。上の写真の後ベンダー刷毛で隙間を塗りましたが、この頃には既に疲労が溜まっていて、終わりそうにもない見通しにやられて粗い作業となってしまいました。
愛犬との夕方の散歩もあり15時になった*9ということと、ちょうど一缶使い切ったところで1日目の作業は終了しました。翌朝塗ろうと思ったのと、何食わぬ顔で完成しました、と言ってみたかった的な、意味の分からない思考に取りつかれ、1日目の作業終了後の写真がありません。思考力が衰えて、だれに対してなのか分からない見栄を張りたかったようです。そして、再塗装前夜の予報では1週間くらい晴天が続くことになっていましたが、翌朝起きてみると雨雲レーダーに嫌な雲が…。それでも再塗装には取り掛からずまずは愛犬との朝散歩です。しかし、散歩中に雨が降ってきて、この山の家滞在ターンでは再塗装を完了することが出来ないことに決定しました。15時に塗り終えて、翌朝8時ごろに降ってきたので12時間は経過しています。塗り終えた部分に関してはとりあえず問題はないということにしましたが、濡れていない部分が気になって仕方ない街の家生活でした。なお足首の傷みは再塗装作業の3日後くらいがピークでした。街の生活はまだまだ暑い時期だったので、愛犬が長い散歩をするのに不向きな気温だったのが幸いでしたが、5日間ほどは10分以上の歩行が困難な感じでした。今後気を付けます。
とりあえず完成
残り作業は別日にやりました。丁寧にやるとコテパケだけを使っても2.5リットル使うのに3時間以上はかかります。継ぎ柄が80㎝で、高床の基礎部分までは下から届かず塗れていなかったりもするのですが、とりあえず既に取り替えるしかなさそうな部分でない場所で雨にやられそうなところは塗れたので今秋の再塗装作業はここまでということにします。
感想
ウッドデッキ
正直、山の家のウッドデッキはメンテナンス性が高いとは言えないように思います。構造的に落ち葉が溜まりやすい場所があり、手が入らないのでそこから傷みそうに見える場所があったりします。また、デッキ面が木表が上になっているものが多いので、水が溜まりやすくなっているだけでなく、コテパケで塗る際も気持ちよく塗れる感じではありませんでした。最初の方にも書いた通り、必ずしもウッドデッキにするとはかぎりませんが、次回作る際はこのあたり拘って作ってもらおう*10と思います。
オスモカラー
今回はオスモカラーカントリープラスで再塗装しましたが、上から塗れるというのをもっと信じればよかったと思います。浸透する力、染色する力がかなり強いと感じました。塗膜ができないタイプでとはいえ、ダークブラウンなので木目を活かす感じにはならなかったと思います。とはいえ上の写真でも分かるように木の質感は残っていていい感じです。個人的にはもう少し明るいほうが好きだと思うのですが、蓼科東急っぽさ*11は、赤い屋根、白い壁、濃い茶色の木部、となるようで、まずはウッドデッキから東急リゾートタウン蓼科に馴染んでいきたい所存です。まあ確かに蓼科東急ホテルには憧れますね。
薄くしか濡れていない部分、そもそも刷毛等が届かなかった部分などは折を見て少しずつ塗っていこうと思います。
再塗装完了後、乾燥時間をおいての写真はまだありませんし、おって日常的なメンテナンスをする際など、経過報告もしていきたいと思います。
*1:東急リゾートタウン蓼科の一斉水抜きのタイミングを考えると、10月以降はいつ氷点下の気温の日になってもおかしくないと言えます
*2:20℃で12時間以上
*3:確認したところ9/10頃にいろいろ発注しています
*4:肌のメンテナンスって靴のメンテナンスに似てるね、と言って相方を唖然とさせたのはまだわりと近年のことです
*5:購入時に前のオーナーの方が再塗装しようとしていたらしい缶があったのですが、捨ててしまいました…痛恨
*6:ウッドデッキの寿命は5~15年ということですが、山の家のウッドデッキはソフトウッドで短めと予想されます
*7:緑で塗られていたので、汚れの種類が分かりづらかったのです
*8:モーラス湿布などで手当てしましたが、痛くなくなるまで10日ほどかかりました
*9:いろいろな誤差を考えて17時には家に戻れるようにしないと日が暮れてしまいかねない
*11:某リフォーム業者の方に蓼科東急っぽくない建物ですね、と言われました