2020秋の別荘利用状況
街の家にいても、夏から一気に冬の手前までいってしまったような季節の変わり目でしたが、山の家もずいぶん寒くなったという話がインターネット上で飛び交っています。しかしながら、我が家の愛犬が、この気温の変化についていけなかったのか、微妙に胃腸を崩し、なかなか治らないので、しっかりとした療養、安静ということで、寒くなってからの山の家はまだ楽しめていません。
地面についての知識を増やしたい
こんなに寒くなってしまっては、最早、木の伐採も来春になることと思われますし、土木作業は土が凍って無理だと踏むので、土木作業を行うにあたっての基礎知識を獲得しようと思います。ビリリにしてズボラな作業員は、理論武装をしながら、まぁこんなもんか?と言う態度で、今のところ大過なくやってきています。
蛇足ながらインテリア
先日の記事でも書きましたが、犬との生活と山の家でも仕事をするための環境を両立させて整えるためのDIYはインテリアではなかなか時間的な制約もあって難しいと考えていますが、まだ計画を練る段階には達していません。
地盤について調べてみた
さて、過去にまとめにもならない記事を書いていますが、防災的にも地盤がどうなっているのか検討してみました。
地形の概要
茅野市からほど近い諏訪湖は、中央構造線と糸静線*1の交差するポイントになり、八ヶ岳はフォッサマグナの上にある山です。地質的にはえらく複雑な地域にあたるので、そのあたりの説明はフォッサマグナミュージアムにお任せします。
中央構造線は、諏訪湖付近で曲がった後、フォッサマグナに積もった地層の下に潜り、どこを走っているのかは詳細には分かりません*2。
糸静線は、諏訪湖から小淵沢ではほぼ直線的に存在しており、露頭しているものを確認できます。また、八ヶ岳西麓の川は、この糸静線めがけて流れ落ちて、それぞれ諏訪湖と富士川に流れ込む仕組みです。
立場川甲信国境説
蛇足ながら、立場川(たつばがわ)、入笠山(にゅうかさやま)のあたりで、釜無川(富士川)と諏訪湖に流れ込む境目があって、おおよそ富士見町と原村の境と一致しています。地形的には谷が大変深く、小淵沢と富士見町の境よりも、こっちのほうが県境としては自然だと思っていましたが、立場川甲信国境説というのもあるらしく、さもありなんという感じです。
揺れやすさ
東急リゾートタウン蓼科は糸静線の北東にあり、フォッサマグナの上に位置しています。また中央構造線は太平洋側からは入笠山の北西から諏訪湖に向かい、そのあとがよく分からないのですがおそらく蓼科山より北を通って関東平野に向かっています。これだけ複雑な地質の割には、地盤サポートマップによると揺れにくい地盤のようです。
自分が買う土地として、初めてキチンと地図を見たときは、東急リゾートタウン蓼科はカルデラ地形なのかと思っていました。しかし、いろいろな情報を総合すると、蓼科山と八子ヶ峰の間を八子ヶ峰断層というのが走っていて、その断層による谷と浸食による谷の組み合わせで、三方を山に囲まれた地形になったということのようです。蓼科山から東急リゾートタウン蓼科までは5Kmほどしかありませんが、なぜか揺れにくいとされているようで、揺れにくさで言えば関東平野などよりはよっぽどしっかりした地盤のようです。まずは一安心です。