2020年秋のシルバーウィーク
COVID-19の外出自粛もなんとなく終わったのか2020年秋のシルバーウィークは各地である程度の人出があったようです*1が、我が家は愛犬の体調が今ひとつで街の家でじっとしていました。掃除とかしたかったのですが、犬に落ち着かない風情を見せられると、ゴロゴロせざるを得ないので、犬の横でスマートフォンをいじりながら過ごしました。せっかくの時間なので、山の家をどうするか考えるための知識を仕入れてみました。街の家は集合住宅*2で、戸建のリフォームなどについての知識がないのでそういった記事を中心に研究してみました。というわけで、とりあえずのまとめで、まずはエクステリアについての備忘録。インテリアについては、先日から業者の方に相談*3したりもしていて、提案等もそのうちいただけると思うので、そののち研究を進めたいと思っています。エクステリアに関しては、DIYの部分が多いので先行研究です。
いろいろ言葉については迷いました。そんなときはみんなの味方Wikipedia。Wikipediaによるとどうもエクステリアという言葉が今回はぴったりなので表題を「エクステリアについての研究」にしてみました
エクステリア(英: exterior)は、本来は乗物の外装(ドイツでは畜産動物の外観de:Exterieur)、 住居の外観や外壁を意味するが、住宅敷地まわりのエクステリアを指す場合には一般に屋外構造物の門扉、塀といった外柵[1]、車庫などのほか、庭とそこに設置されるウッドデッキ、トレリス、パーゴラ、植栽、その他の設備なども含め敷地内の外部空間全体をさす場合が多い。インテリアの対義語。
情報の整理上のカテゴリー
山の家は、平屋建てでガレージや物置もないので、エクステリアすなわち外観となります。見えるものを分けると、外壁・屋根・基礎・デッキを建物、建物でないところは庭*4とします。
建物
今一つ信頼感に欠けるホームインスペクションもありますが、建物自体の傷みは少ないように見えますし、経年劣化も酷いようにはみえないので、抜本的なフルリノベーション等はしないと思います。
基礎
基礎についての方針は「維持」です。基礎を修繕しなくてはならないような事態は、もはや修繕ではどうにもならない気もするので、その前の維持に気を付けたいところです。
基礎は鉄筋コンクリートのはずで、鉄筋とコンクリートが主な成分です。コンクリートの劣化の要因は、風化、塩害、凍害等があります。塩害は蓼科では考えなくても良いと思います。風化のほうは仕方がないものもあるとして諦めます。問題は凍害及び風化の中に含まれる中性化です。中性化は多かれ少なかれ空気に触れている限り進行するものですが、加速させるものが水分です。そして凍害もコンクリート内に水分があることで生じるものです。コンクリートの劣化が進み、ひびが鉄筋に達すれば(達しなくても水分が鉄筋に届けば)鉄がさびることによる膨張で、さらにコンクリートのひび割れが進むという、悪夢のようなスパイラルです。
基礎付近からの湿気の除去及び、基礎コンクリートの撥水加工をまめにやることにします。
このあたりの商品が、DIYには最適と思っています。
ひび割れがあればその部分には早いうちに補修材で手当てする予定です。
なお、基礎の形状はスキップフロア*5なのですが、傾斜地の下の部分は高基礎っぽく*6なっています。点検口という名の扉もあって、建物の湿度対策が決まれば、いずれは作業及び物置スペース*7にしてみたいと思っていますが、今のところは参考になるような知識を仕入れることは出来ていません。
外壁・屋根
斜面下側から見た建物の高さがかなりあります。屋根部分は償却期間を過ぎ、雨漏りする前に葺き替えか重ね葺をするべきだと思います。これらのことをあわせると、外壁含め、足場を組み、自分でやり遂げるのは施工が難しいだけでなく、かなり危険なので業者に頼むのが妥当だと思います。ここはホームインスペクションでも指摘されましたし、早めに手を打ったほうがよさそうです。マンション族の我が家からすると、インテリアの前にこの外壁・屋根にコストがかかってしまうのが、なんとも予算的にも話を難しくしてくれます。
基本的には、屋根も外壁もカバー工法になると思います。デメリットは耐震性*8ということらしいのですが、平屋建てなので今の時点でそこまで重くないと信じたいところです。耐震性以外では、工期が短く、コストが安くすみ、断熱・遮音性能が高まるということです。新しい材質のものはメンテナンス性も高く、とりあえず建物の基本性能を上げ、内装などに余計なダメージを与えぬようなるべく早めに取り組みたいと考えています。
エクステリアには含まれない話ではありますが、建物内から見た天井と屋根の形が違うことと、天井に点検口がないことから、いったい屋根と天井の間には何があるのか、一抹の不安があります。
しかし、断熱性が高まるはずと書きましたが、実際のところどう考えるべきなんでしょうかね。天井を低くして、そこで断熱をとってもいいようにも思えます。もう少し研究を進めてみたい*9と思います。
これまた蛇足ではありますが、先立つものがないとはいえ、東急リゾートタウン蓼科は太陽光発電機を屋根に載せることについては、そう問題がないようなので、検討してみたいところです。
デッキ
デッキは建物ですか?バナナはおやつですか?と同じような問いに見えてきましたが、構築物ではあるので建物*10にしておきます。先日相談した業者の方には、ちょっと傷みが酷いと言われましたので、これも検討事項です。床面の板張りはともかく、束柱や根太などは高さ的に手に負えないと思いますし、しっかりしたものでないと高く売れないというよりも自分が怖いのでこれもお願いすることになりそうです。研究はあまり進んでいません。
庭
リスク要因を取り除くところからのスタートです。樹の伐採(建物等への、倒伏・落枝による被害・加害)、草刈(虫や動物)、建物付近の湿気が今のところは研究対象です。
植栽
庭については、先日の記事で針葉樹を中心に伐採したいということを述べましたが、現在いろいろ調整中です。アドバイス等いただきまして、まことにありがとうございます。いずれこの場でご報告する所存です。
上に掲載の写真のあたりくらい間伐できるとステキなのですが(マツの育ちっぷりは負けてないと思います)、地盤の保持という観点からも山の家の敷地ではちょっと厳しいですね。
樹木の伐採についての検討が済んだら、草刈及び植栽の研究をして、地盤の保持と快適環境を追求していきたいところです。
外構
外構といっても、何があるわけでもないのですが、敷地内の植栽以外の部分についての研究です。建物周りの湿気対策と土壌保全をしっかりしたいところです。やることは大体分かっていますが、山の家の気候的に土を掘ったりすることはどの期間に可能なのか、というところからのスタートですね。この秋にあと何度行けるかは分かりませんが、チョコチョコとやり始めたいと思います。
*1:日テレNEWS24では9月22日午後6時半現在の情報として、東名高速(上り)大和トンネル付近32㌔、中央道(上り)小仏トンネル付近31㌔、東北道(上り)羽生PA付近23㌔と流れていました
*2:いわゆるマンション
*3:屋根・外壁も含めた建物全般の相談です
*4:駐車スペースを含む
*5:建物内はフラットですが、このせいで耐震診断が難しいことになっています
*6:実際には金属製のサイディング張りで囲われています
*7:電源及び電球の配線があります
*8:基本的な考え方として、建物の耐震性は重くなるほうが弱くなり、屋根等高いところにあるものが重いほど揺れます
*9:進める前に業者さんからの提案がある気もします
*10:別荘地内の建築物は1区画に1棟とされています