小さな懸案事項
3月になったからと言って、すぐにブログに書くようなネタが湧き出てくるわけもないところですが、先日ここ数年の懸案事項だったお仕事周りの小さな悩みを解決しました。記事の表題でバレバレなんですけど、もはや身体の一部のようになってしまっている椅子の部品交換についてレポートします
オカムラのコンテッサについて
高級チェアの理由
私の仕事はデスクでパソコンに向き合う時間が仕事のほとんどを占めています。加えて自営業のようなものなので、仕事に必要な環境等が用意されているわけではないので、全て自分で揃える必要*1があります。コンテッサ購入当時*2で言うと、それ以前から使用していた椅子の座面が壊れ始めていたこと、友人の事務所に遊びに行ったら良い椅子に座っていて、話を聞いてみて自分も欲しくなってしまったことで、調査を始めました。高級椅子は身体にはやさしい*3ということですが、財布にはやさしくありません。色々考えましたが、10万円の椅子を購入しても、10年使えば1年あたり1万円。200日/年と*4すると、50円/日。時間当たりの単価は10円に満たないという計算をして、自分を含めいろいろと説得をし高級椅子を導入することにしました。
試し座りのすすめ
なお、高級椅子と言っても、どう使うかを計算して作られているものが多いので、実際に試座して選ぶことをお薦めいたします。私の場合は、まだ内紛もなく高級椅子を座り比べするならと当時は皆が口を揃えていた大塚家具で選びました*5。高級椅子はどれも素敵でしたが、作業中の自分の姿勢と身体を包み込んでくれるような体験から、オカムラのコンテッサに決めました。
耐久性
使い始めて10年以上たつわけですが、座り心地は相変わらず良いと思います*6。とはいえ、何か所かへたってきているのは事実で中でも座面と肘置きについては交換したいかな、と思っていました。
コンテッサ
ちなみにコンテッサは、日本のメーカーであるオカムラの製品で、日本人はこういう作業環境になりがち、というところにフォーカスして作られた製品だと思います。快適に座る、集中する時間はそこまで長くなく、椅子に座ったまま、お茶を飲んだり、電話したり、というのに向いていると思います。似た製品にバロンチェアがありますが、私の場合は、身体のサイズ等からコンテッサを選びましたが、バロンのほうが後発製品であり、その使い勝手の良さ*7にはかなり迷った記憶があります。
オカムラのコンテッサは、有名なアーロンチェアに対抗して作られたという噂もあるだけに、なかなかの機能性だとはいえると思います。なお、購入したころは岡村製作所だった会社名が変わっていたのもちょっとびっくりしました。
コンテッサの消耗品
コンテッサは肘置きにリクライニングと座面の上下を調整する機能がついているのですが、この肘置きがポリウレタンで出来ています。つまり加水分解から逃れられないのですが、私の場合はこれがわりと早い段階から劣化していたのですが、靴下*8を被せて隠していましたが、最近では床にポリウレタンの屑がたまに散っていることがあり、そろそろ限界かな、と思っていました。
また座面もへたってきたので、交換しようかな、と思いました。
コンテッサⅡ(コンテッサセコンダ)
交換しようと調べ始めたら、いきなりコンテッサの後継であるコンテッサセコンダが出ているというので焦りました。一応2021年2月現在で生産しているので交換もしばらくは大丈夫でしょうが、交換部品の関係上、コンテッサの生産がいつ終わってしまうのかは注目しておこうと思います。それにしても、記憶から考えると値段が上がっているような気がします。当時の大塚家具のイメージではそんなに安くなっていなかったと思うのですが、10万円前後で買えたモノが2倍になっているようにみえます。
修理がだめならどうしようかな、と思いながら見積依頼を出しました。さすがに買い替えはないと思ったコンテッサセコンダのお値段はこちら。
なお今回は肘置きと座面交換の見積もりを依頼しました。
見積もりの結果
以下見積もりの結果です
- 基本出張料 7,000円
- 座面交換作業料 2,500円
- 肘あて交換作業料 2,500円
- 座面部品代 25,680円
- 肘パッド(右) 4,820円
- 肘パッド(左) 4,820円
- 消費税 4,732円
- 合計 52,052円
ただいま金欠な我が家としては、買い替えよりははるかに安いとはいえ、5万円オーバーとなると完全に予算外の話でした。まだまだ部品の供給が続きそうなので、座面の交換はまた今度、ということにしました。ただインターネットで眺めると肘あては簡単に交換ができるとのことなので、早速注文しました。
純正が好きというわけでもないのですが、注文したのはこちら。
どうやら楽天で買った方がお得だったようですね。交換自体はとても簡単ですが、上記記事とは違って、アームレストの内側は色々な粉末があって汚かったのを付記しておきます*9。ネジ止めで、アームレストを少し曲げながら固定するのがやや難易度がありますが、力も大していりませんしドライバーさえ使用できれば誰にでもできる作業だと思います。
交換した感想
写真をご覧になってもわかる通り、アームレストがボロボロです。ポリウレタン樹脂の快適性もわかるのですが、ここは交換をそう必要としない材料のものも用意していただきたいところです。アームレストに1万円って、椅子買えちゃいますからね。今回は発注しませんでしたが、そういう意味では座面交換の部品代や作業料は順当と感じています。また裏側を見ると古い方は2009年7月*10で、2015年頃にはボロボロでどうしようもないとか言っているのでちょっと劣化が早い気がします。今回のモノは2020年10月生産のモノらしいのですが、次回加水分解してしまったら、ポリウレタンをすべて取り除いて工夫する*11ことにしようと思いました。とはいえ、新品のポリウレタンのアームレストは大変快適でして、兎にも角にもこの快適環境で山の家の予算を増やせる仕事をしたいものです。
*1:作業場、事務用品等大きなものから小さなものまで自分で用意します。トレードオフというわけではありませんが、愛犬と一緒に仕事をしています
*2:今回外した肘置きの裏に2009年7月6日と読み取れる日付があるので、その頃
*3:どうせ椅子で作業するならという意味で身体にやさしいのであって、座る時間が長くなれば腰への負担や、椅子と直接的に関係のない資力等に悪影響だとは思います
*4:実際はしがない零細事務所なのでそんなに休んでません。働き方改革を推進したいところです
*5:安いところを探すのも大変だと思ったので、そのまま大塚家具で買いました
*6:10年以上、毎日のように長時間座る椅子がコンテッサなので、今や他の椅子の座り心地は分かりません。
*7:ついでに少し安い
*8:というよりフットカバーですね。男性用の28㎝が良い塩梅でした
*9:掃除機で吸い取った後、水拭きしたので、少々乾かす時間をとっています
*10:保証書によると2009年7月に発注して受け取っているので、注文してから作ったのですね
*11:高い授業料でしたが靴下等を使ってカバー着ければ良いと言うことが今回分かりました。