愛犬のために山の家のある生活を始めたと言っても過言ではないのですが、犬との生活で欠かせないものの一つにお散歩があります。そのお散歩を文字通り足元から支える靴の記事がわりとページビューを稼いでいます。またもやブログの本題から逸脱…。
冒頭の写真は、左からダナーマウンテンライト、ダナーフィールドロー、ジャングルモックとアウトドア方面の靴の底側です。ダナーの2足に関しては、黄色いマークでお馴染み、”ビブラムソール”で、かなり頑健なはずですが、だいぶすり減ってきています。ダナーの2足は修理が可能*1ですが*2、ヒール部分の修理で数千円、オールソールの交換となると、1万円を超えてくるのは、正直お手軽価格とは思えません。手間と原価を考えると、適正と言うかむしろ安いとは思いますけど。そんなわけで考えることは、いずれ交換することになるにせよ、減りの早い部分をちょっとずつ手直しできれば、ソールの修理をお店に頼むまでの時間を長くすることが出来るのでは、ということです。
本来は、もう少し早く、かつこまめにやるのが望ましいのですが、生来の無精癖でミッドソールまですり減ってしまいそうになっています。
さて、シューグーですが、チューブに入ったボンドのようなものを塗り乾燥させると合成ゴムになるというものです。
使い方としては、基本的には塗るだけです。すり減りが少ない時点からマメに使う方法ですと、
- へら*3を水に漬ける
水分を含んだ木の棒で形を整えるので、その準備です - 以前のシューグーを剥がす
剥がれ欠けているような部分から引っ張るとわりと簡単に剥がせます。初めての時は埃等きれいに取った後やすり掛けしておきます。ちなみにその昔緊急事案で使用したときはやすりなしでも十二分な接着力を見せてくれました。 - 型を用意するものは貼る
布テープや牛乳パックをアウトソールに沿わせて貼ります。私は再利用できるということもあって以前クリアファイルを3㎝幅くらいで切り取ったものを使っています。 - シューグーを適量盛る
乾くと縮む*4ので少し多めに盛ります。 - ヘラで形を整える
ソールの溝が残っていたりしたら、その形に合わせたりします。一番大事なのは空洞ができないようにすることで、今回のようにたくさんシューグーを使う時はクリアファイルの型にすると、空洞があるかどうかが分かります。空洞を埋めた分乾燥したときに平らになりそうでなければ、さらにシューグーを盛ります。 - 24時間乾燥させる
型をとって完成です。
乾燥工程を除けば、作業時間は、3足で10分くらいでしょうか。きれいかどうかはともかく実用には耐えられる感じです。そもそも靴裏ですから、そこまで人目にもつきません。
基本的にはラバーソールであれば、どんな靴でも使用できます。レザーソールで使えないことはないでしょうが、やる度胸がありません。違う意味で、登山やバスケットボール等、高負荷のかかるスポーツ専用靴などは使わない方が良いと思います。耐久性はかなり高く、匂いもセメダイン程度で、乾燥すれば気になりません。
サステイナブルが時代の課題になっている今日この頃。ド定番のこんなもので靴の延命をはかっています、というお話でした。