- 夏に間に合った
- ランニングコスト-固定費
- ランニングコスト-変動費(光熱費・通信費)
- ランニングコストだけでも安くない
- 今までの旅行との比較
- 借地権の別荘地
- 築60年古屋つきの別荘地を売るために
- {(購入価格+修繕維持価格)-売却価格}=別荘費用
夏に間に合った
コロナ禍でなかったら、蓼科東急リゾートタウンの物件を買う前には、蓼科東急ホテルの犬と泊まれるコテージに宿泊してみたりする、などをやってみたかったところですが*1、なんとか契約することもでき、避暑を堪能できる態勢が整いました。
契約に際しては、インターネット上での重要事項説明はとても疲れる、銀行からの送金が実はとても大変*2、など普段の取引では考えられないような事態にも直面したりしましたが、大した手数料でもないのに、東急リゾートの担当者の方のご尽力のおかげで無事契約が済みました。蛇足ではありますが、昨年ラグビーワールドカップに興奮した者として、ワールドワイドパートナーのローバー社のレンジローバーに憧れを感じ出した最近ですが、その金額には届きません。高級車よりも安い別荘です。
以前、銀行で住宅ローンを組んで街の家を購入したときは、銀行の一室を使わせていただきました。そして住宅ローンの担当の行員の方が取得費用の振込には「専用の回線」を使います、と言われた記憶があるのですが、その専用の回線とやらを使えないと、振込から着金までタイムラグがあり、本当に正しく振込が出来たのだろうか…と不安な時間を過ごしました。
そんなこんなで、契約までこぎつけたものの、街での業務・雑務がわりと煩雑で、契約後に蓼科に行ったのは、1週間以上経ってからのことでした。
今回は、費用についての考え方の備忘録を残したいと思います。
ランニングコスト-固定費
東急リゾートタウン蓼科は管理別荘地ですから、管理費がかかります。大まかにいうと年額で以下の通りです。
- 管理費 - 6万5千円
- 上下水道 - 7万2千円
- 借地料 - 12万5千円
- CATV - 3万円
- 税金 - 2万円
と、約32万円は別荘を使わなくても必要になる費用となります。
ランニングコスト-変動費(光熱費・通信費)
ランニングコストの中の上下水道の料金は、 記憶が間違いでなければ10㎥*3を超えない分は基本料金に含まれるとのことです。一般的にお風呂に入ると200リットルくらいと言われているので、別荘として使う分には超えないとして、電気・ガス・灯油は使った分を支払うことになります。5千円/月と見なして、年額6万円とします。
また、仕事を少々するつもりですので、なにがしかのインターネット環境を整える費用も掛かることになります。UQ Wimaxとして、年額5万2千円でしょうか。
ランニングコストだけでも安くない
別荘利用の費用はわりと高いですね。ここまでざっと年額44万円となっています。実際は使ってみないとわからないのですが、別荘を持つ場合は月額4万円程度は余分な出費が増えることを想定する必要があるようです。
今までの旅行との比較
交通に関しては別建てで記事を残すつもりですが、別荘だろうが、旅行だろうが、一回1万2千円くらいかかります。食費は街でも山でも同じようにかかるので、計算に入れません。
今までも旅行には年間で5〜6回は行っておりますので、2ヵ月に1泊したとして、交通費・宿泊費等含め1回6万円*4とすると、月に3万円を旅費の予算としているのが我が家と言えます。
この旅行分は、別荘分に振り替えることが可能ですし、我が家としてはもう少し旅行に行きたい(というより、避暑に行きたい)と考えていたのも事実なので、一回の泊数を増やすなどして、交通費を減らすなどの工夫で、旅費の予算とランニングコストの差額を少なくして、出てしまう差額はより充実した時間を過ごすための出費だったと割り切れるよう楽しく過ごしていきたいところです。
山の家が欲しくなる理由の一つに、帰りの渋滞を避ける時間に移動するためのチェックインチェックアウトに縛られない、ということだけでもステキな話です。
借地権の別荘地
不動産物件を購入する場合は、土地そして建物を買うことになります。蓼科東急リゾートタウンは、借地権の別荘地なので、土地の所有権を買うわけではありません。借地権の別荘地の良いところは、これまでも何度か記事に出ている友枝さんのブログに詳しくあるので省略します。
我が家的には借地権の別荘の良いところは、最近話題の負動産になるおそれを断ち切れることでした。次回の借地権更新はともかく、その次(おそらく10年単位)となり、別荘を使わなくなった場合、たとえ売れなかったとしても更地にして更改しませんとすれば、それでおしまいなので、資産的に言えば最悪のパターンは解体費用を準備しておけば更新期限が来るのと同時に手を切れるのです。山の家を解体する場合は、70㎡弱なのでざっくり120万円と上記固定費のところで計算した年額32万円を次回更新時までの分見積もれば最悪の事態も乗り切れるはずです。
築60年古屋つきの別荘地を売るために
かかる費用ばかり考えましたが、最終的に手放すときに実際に捨て値でない金額で手放せればそれに越したことはないわけです。山の家は5年ほど前に少々補修等をしてあるようですが、30年後に売るためには適切なタイミングを見計らって*5手を入れていく必要があります。
東急リゾートのウェブサイトを見ると、東急リゾートタウン蓼科内の土地は大体平坦地だと800万円程度、傾斜地だと500万円程度で売りに出されています。我が山の家は借地権代は300万円だと考えることにします。残りの金額が建物代となります。
この建物で自分たちが快適に過ごしながら、DIY等を駆使しながら(業者にもお願いしながら)どう建物の価値を維持するのか、というのがこのブログに残すべき記録ということになります。
{(購入価格+修繕維持価格)-売却価格}=別荘費用
この式での別荘費用に先ほどのランニングコストを加えたものを、なんとか抑制していくための方策となると、購入価格は既に動きませんので、動かせるのは2つとなります。
- 売却価格を上げる
土地の値段が変わらなければ他人が建物を見て、ここ良いなと思ってもらえることが大事です。修繕維持を間違えずに手をかければ上がっていきます。幸い東急リゾートタウン蓼科内では朽ち果てたような家屋が少ないので、なんとか東急には頑張って土地(借地権)の値段が下がらぬようにしていただきたいと希望を持っています。(株でも買おうかしら…) - 修繕維持価格を下げる
入る金額が増やせないなら、出る金額を減らす工夫が必要です。ただし、手を入れないと建物は傷んでいきますし、ただでさえ傾斜地、寒冷地と建物には厳しい条件もそろっているので、自分でやれることは自分でやるということが出費を抑える手段となるのは明白です。そんなこと気にしなくていいくらいの稼ぎがあればいいのにな、と思わないでもありません。健康面・体力面には気を遣って行きたいと思います。 - One More Thing
我が家はわりと昔からのMacユーザーでして、この台詞を使ってみたかっただけです。上の式はつまるところ、建物の減価償却額ということです。耐用年数を延ばすために修繕し、耐用年数が延びれば残存価額が増えるというわけです。売れたときにならないと年額いくらかかったのかは計算できないわけですが、別荘1回使用あたりの費用を下げることはできます。それは、別荘滞在時間を延ばすことです。街の家(及び仕事)との兼ね合いもありますが、別荘での生活を楽しみ、上手い具合に休みをとって一回あたりの宿泊数を増やせば(使用一日あたりの交通費が減ります)犬連れホテル宿泊と比較して、安くすむことも可能になるはずです。建物は人が使っていた方が傷みも少なくなりますから、充実した別荘生活が使い尽くした後のおまけが多くなると言うおいしい仕組みになっているわけです。
そんなこんなでこれから楽しく別荘生活を送っていきたいと思います。