茅野市の市街地は、諏訪盆地を囲む一角の霧ヶ峰からのびる山並みが最も南アルプスに近づく場所にあります。この山並みに沿うようにビーナスラインが通っているわけですが、山並みの最南端のピークが永明寺山といって、わりと市民に親しまれているようです。蛇足ですが、ワタシは学生時代から、新宿や銀座よりも渋谷や六本木のほうが街として好きなのですが、平地だと落ち着かないということが理由だと推測しています。それはどうやら、六甲山中で生まれたというルーツから来ているものらしいと気がついたのは学生時代が終わってから。成り立ちは少々違いますが、六甲山系で平野がすぼまっていく感じとか、西側の山で風が弱まるところとか、神戸*1と似ているところも、茅野市にはまった理由なのかもしれません。
話を戻して、その永明寺山の山すそに位置するのがツルヤのあたりです。山の家に行く前には、たいていの場合、麓の街で買い物をしてから向かうわけです。買い物をする際に車には愛犬及び人間が取り残されることになりますが、エンジンを掛けっ放しで待つのも色々な観点から問題ありですし、さくっとお散歩に出るのが良いのかと思われます。イロイロな食料品店がありますが、ツルヤ茅野店で気に入っているのは、お店付近のお散歩ルートです。
最近のお気に入りは、ビーナスラインを越えて山すそギリギリのところを歩くコース。茅野市内にわりと多い水路沿いに木陰と水音を楽しめるお散歩を30分ほど楽しむことが出来ます。
最近まで気がついていなかったのですが、茅野市のウェブサイトには「永明寺山遊歩道マップ」なるものがあります。これを見ると、本町城山から茅野警察署前の信号間が何かと良い塩梅に見えるので、この秋に挑戦してみようかな、と思っている次第です。水路を挟んで反対側にも小径があるんですね。気がつかなかった…。
車が入れなさそうな、こういう道は愛犬との散歩で少し気が抜けるので、良い道だな、と思ってしまいますね。
