山のYeah!

東急沿線と東急リゾートタウン蓼科で犬と二拠点生活

蓼科の別荘地の地質その3

本題に入る

 山の家の地面は掘ったら何が出るのか、どんな植物が育ちやすく、また育ちにくいのか、ということへの調査で、小うるさい記事を2個書いて、やっと山の家に辿り着きました。今回は突然ミクロな記事です。地質とは言い難い記事なのですが、前回に続きということで、ご勘弁ください。

no8.hatenablog.jp

no8.hatenablog.jp

山の家の立地

 また地図のサイトのご紹介ですが、2020年11月現在で埼玉大学の谷謙二先生の研究室のページにWeb等高線メーカーというものがあって、かなり細かい等高線のデータを見ることが出来ます。
 というわけで、等高線が1m間隔の山の家付近の地図を見てみました。設定としては5mごとに強調線になるようにしてあります。

山の家周りの等高線

山の家周りの等高線

 我が山の家は、中央の左下の欠けた四角の建物になります。図では下の方が標高の高いものとなります。1m等高線は、航空レーザのものと思われるので、地理院地図より実際は1~2m程度山の家付近は低くなっているようです。原因は今のところ分かりません。

道と建物の関係

 見えにくくなっていますが、5mごとの強調線にそうような形で道があって、犬の散歩等でのイメージとはあっています。道路から建物まで3mほどやや急斜面で下っています。次回行ったときに枕木の高さと段数、そして見た感じを調べたいと思いますが、道からは屋根の上が見えると思うのです。下の写真の感じでは、高低差が3mだとは、ちょっと思えません。ただし、こちらの身長もありますから、要調査ですね。いずれ、バリアフリーなアプローチにしたいという野望を持ちつつ、当分はそんなことに手をかける余裕はないので、夢を見るだけにしておきます。なお写真ですが樹木を伐採する予定ですし、手を入れればもう少しここは見通しがよくなるはずで、そのアドバイスは造園の業者さんからも頂いているので、そのうちさっぱりさせます。

藪と建物

駐車場方向から

日当たりと風通し

 上にある図から分かる通り、山の家は、周囲と比べると緩斜面になっています。また尾根筋にあたる場所にあります。厳密には図で見る建物の右にある建物との間に尾根筋がある感じです。地図で確認していただくとわかりますが、東急リゾートタウン蓼科は基本的に北へ下がる斜面はほとんどありません。尾根筋、緩斜面ということは、陽当たり良好、風通し良好、土や落ち葉などが止まりやすいといえます。植物が育ちやすい環境ですね。人間的なデメリットとしては、植物が育ちやすいのに強風が吹くので、アカマツなどすくすく育って、風の影響で折れやすくなる、ということですかね。折れたいがために育つのか?と聞きたくなります。庭と思って手を出した場合、どう育てるかではなく、思っているものと違うものからどう守るのか、という勝負になりそうです。周囲と比べても、その植物の生え方の雑然としたさまはなかなかのものだと思います。周囲のオーナーがいらしてないような区画などと比べてもわりと種々雑多な草花が生えています。お隣の方や造園業者の方に聞いた話では、前のオーナーの方もわりと熱心に敷地の整備をしていたようなので、刈っても生えてくる環境なのだと思われます。
 地質とは関係ありませんが、等高線を見る限りはわりと眺望が開けているはずですが、今のところ正面だけにひらけています。建物の下側の敷地は先ほどの写真よりももっと鬱蒼とした感じになっています。
 掘ったことはまだないのですが、歩いた感じとかだとわりと腐葉土層が厚めな気がします。この腐葉土の下に、火山岩がごろごろするような層があるのではないかと言うのが、谷筋等を眺めた個人的な所感です。
 湿気の観点からいうと、工夫の余地はあるのでもう少し湿気を遠ざけることができますが、たまりやすいということはなさそうです。ただなぜか建物は風の抜けが良くないので、このあたりは研究対象になりそうです。

 今までの研究の成果を来春くらいからの作業で活かしたいところです。木の本数は減らしつつも、地盤の保持のためには、ナラのような根をかなりしっかり張るようなものを建物及び通路からは外れるように育てたいかな、と思い始めています。