
山の天気は変わりやすい、と言いますが、基本形は朝方は晴れていて午後から雨が降るというパターン。これと上手く付き合うようにしないと、山の家に行っても愛犬との散歩を楽しめないことになります。基本形とその理由を知っておくと、応用が効くようになります。というわけで、考えてみることにします。
まずは基本。
- 西風が強まっていくときは天気が崩れることが多い
- 西風が南寄りに変わっていくときは天気が崩れることが多く、北寄りに変わるときは天気が回復することが多い
- 水蒸気の多い空気が入ると天気が崩れやすく、水蒸気の少ない空気が入ると天気が回復しやすい
まずはこの3つでしょう。これを踏まえたうえで。
山の天気の基本形と上に書きましたが、朝方晴れている理由は多分以下のとおり。
夕方以降放射冷却で空気が冷やされます。この冷気は暖かい空気より重いので斜面に沿って湿気とともに低い方へ流されていきます。下降といえる気流が発生しているということは、山はこの状態では高気圧に覆われているわけです。八ヶ岳の巨大な山塊が為せる広さのある青空は八ヶ岳ブルーと言う人もいるようですが、確かにいい青空だな、といつも思います。
朝が晴れやすいのはこのあたりが理由だと思いますが、晴れていると当然日射加熱があり地面が熱せられます。この日射加熱と風が山にぶつかることによって上昇気流が発生します。上昇気流ということは低気圧に山が覆われ、雨雲が発生しやすくなるわけです。これがお昼ごろから天候が荒れる理由。
忘れていましたが、東急リゾートタウン蓼科は高原ではなく山岳リゾートだと私はとらえております。
地形的なことをプラスすると…。東急リゾートタウン蓼科は八ヶ岳西麓に位置しています。この場所が晴れ間を多くしたいと思う人にとってはわりと絶妙で、諏訪湖から水分を含んで吹き上がる気流*1は霧ヶ峰*2から蓼科山の北側を抜けていくように流れていき、晴れ間がわりと粘り強くもちます。
もうちょっと大きな地域として八ヶ岳付近の基本を調べてみます。日本アルプスと八ヶ岳は基本的に南北方向に稜線のある山塊です。ですから、南北方向に風が吹いているときは山の間を風が抜けていくので天候は安定したものになりやすくなります。等圧線が南北に走るような気圧配置の場合は、北西の風が吹きやすいわけですが、日本海の湿った空気は北アルプスで水分を振り落としてくるので、わりと乾燥した空気になってやってきて天気の崩れが小さいそうです。これが西風が強くなるパターンだと乗鞍岳と御嶽山の間を湿った空気が抜けてきて八ヶ岳山塊にぶち当たるというシステムで大荒れになるそうです。
ただ霧ヶ峰の前衛的に見えるツルヤ茅野店の裏山の永明寺山と守屋山や入笠山の間の谷を気流が抜けていくようで局所的に見れば雨雲の通り道ではない感じです。この気候的にも住みやすい感じが、縄文人に尖石の集落をつくらせたんじゃないのか*3*4*5と思っています。
tenki.jpwww.yamakei-online.com いずれにせよ、この地域に別荘を求める方で、愛犬との散歩のような外でのアクティビティを考えている方は、雨雲の通り道になっているかとかも聞いた方がいいですね。ちなみに山岳リゾートである東急リゾートタウン蓼科はタウン内でも天候・気候が違う感じです。
何が言いたいかって?アメダスmapで見ていると、関東地方の内陸で気温が40℃を超えた*6のを見て、蓼科に行きたいな、と思っています、と言いたいだけです。
*1:地球の自転方向のせいで風は基本的に西から東へ吹きます
*2:諏訪湖から霧ヶ峰高原まで標高差約1000mあって、水分を多く含んだ空気が一気に冷やされて霧が出るという仕組みです
*3:この地域に縄文時代を代表するような遺跡があるのは、八ヶ岳から霧ヶ峰にかけてが黒曜石の国内最大の産地であることなのは間違いないと思います
*4:諏訪湖の湖底に沈む曽根遺跡などもありますし、集落は一つだけではないにしろ、石器時代から縄文時代にかけて国内有数の裕福な地域だったという噂をきいたことがあります
*5:縄文海進という言葉のあるように、今と比べてどっちかは分からないけど地球温暖化時代ですから
*6:2025年8月5日13時現在