山のYeah!

東急沿線と東急リゾートタウン蓼科で犬と二拠点生活

蓼科とクーラー

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、コメント欄で質問をいただきました。ざっくり言えば、東急リゾートタウン蓼科内のヴィラを購入検討されている方から夏にクーラーは必要ないでしょうか、という質問でした。せっかく頂いた質問ですから丁寧に回答しよう、という気分と、文章力の無さで回答が長い文章になってしまいました。さらにコメント欄は推敲が出来ないので、思い切って記事にすることにしました。というわけで、コメントでの回答と一部かぶるところもあります。

 やはり地球温暖化のせいでしょうか。
 少々距離がありますが、20年ほど前に清里に足繁く滞在した頃は、それこそクーラーが必要ない気候だったと思います。下界から上がってきた引率リーダーたちが、昼間でも寒いと言ってプログラム中にトレーナー*1を着る日もありました。冗談抜きで、夏でも防寒具が必要だったと思うのです。
 八ヶ岳山麓には、足しげく通わなくなってからも、よく来ていましたが、夏がだんだん暑くなってきたのは間違いないと思うのです。ちなみに東急リゾートタウン蓼科は高原というより山岳リゾートで、ただでさえ涼しい蓼科高原から入った時にも山に入った時のようなひんやり感があります。それでも夏日中の暑さはそこそこありますし、晴天率が高いのは良いのですが日差しもなかなか強烈で、陽当たりの良いところだとどうしても暑くなります。眺望が得られる場所だと陽当たりが良く、眺望の無い森の中となると今度は湿気の問題が浮上する*2といった具合です。
 東急リゾートタウン蓼科の建物はたいてい1980年代築で、特にヴィラは鉄筋コンクリート造ですが、当時の気候も含め冬の寒さ対策に重きを置いた設計です。暖房設備が整っていてとても暖かそうですが、夏はそれが裏目に出そうだと思いました。
 なお、夏でも夜はわりと寒くで、日中に蓄えられた熱気が翌朝まで残るようなことは今のところありません*3

 さて、そんな感じの蓼科ですので、人間だけならクーラーは不要なのですが、山の家を持つに至った理由の我が家の愛犬は尋常でない暑がりです。そして、暑くなると体調を崩しがちという面倒な体質*4なので、犬の生活スペースは常に涼しくする必要がある*5ことになっています。いろいろ検討したのですが、我が家の解決方法はこちら

 ポータブルクーラーを昨夏導入しました。
 窓パネル付きのものを購入しましたが、これは蓼科では不要だったかな、と思っています。窓を開けはなして網戸の内側から外に向かって排気しても十分に涼しいですし、水も日中動かすくらいならバケツで事足ります*6。家中わりと涼しく過ごせたというのが昨夏の感想です。風呂場や洗面所までダクトやホースを伸ばして排気・排水できれば、言うことなしなのですが、我が山の家の場合は間取り的にいろいろ問題が勃発する*7ので、この夏は窓を15㎝ほど開けてそこから排気*8、排水はバケツに貯める方式にすると思います。騒音は、日中だけの動作ということもあって私は大して気になりません。ご質問にあった熱がたまる問題と排気の問題ですが、お風呂場や洗面所にはたいてい換気口及び換気扇がついているのでそれで対処出来たらいいなという願望です。風呂場や洗面所なら日中暑くても生活に支障がないと思うのです。熱が溜まる、という問題は、涼しいところを作る代わりに、暑いところを作る、ということで、風呂場にたまった熱をどう排熱するか、ということだと思います。ただ、短時間なので運転中及び終了後の換気扇、換気口で対処できるはずだと思うのです。またヴィラだと、風の抜けが悪いとはいえ、玄関のある側*9に窓が一つくらいはついているので、それをうまく使うのも良いかもしれません。
 なお「キャスター付きで移動がラクラク」とうたっているポータブルクーラーで、キャスターで移動する分には楽なのですが、重さが30Kgあるので持ちあげて運ぶには重いと思います。山の家のアプローチで、何度かもうダメかもしれないと思ったのは秘密です*10。決して持ちづらい形状ではありませんが、階段を持ち上げるのは腰に自信のある方のみにしておくのが無難です。
 ダクトを固定しなければ、夜は部屋の片隅に置いておく、というためには、ダクトの蛇腹をたたんで、移動するだけなので、それこそ2~3分で片付けられます。

https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=H518335F

 蓼科では、日中の暑さも快適までほんの少しなので、ほんの少し温度を低く、ほんの少し湿度を下げれば*11よいので、こんな方法で涼を取っている家もあるのだな、というご参考になればと思います。
 蛇足ですが、二点ほど。

  1. 涼を取る方法として、簡易プールがありますが、凍らない深度にある水道管から出てくる水は夏でも痛いくらいに冷たいので、冷たすぎるという意味で要注意です。
  2.  タウン内は樹木が多く、そもそもの気温も高くないので、夏でもアスファルトが熱くなって犬の散歩に不向きと言う事態にはなりません。夏でも明るいうちに愛犬との散歩を楽しむためにはとてもいいリゾート*12だと思います。

 足りたかなぁ…。追記があったら、足りなかったことがあったとお考えください。

*1:今風に言えばスウェットでしょうか

*2:ただし、そういう場所はたいてい敷地が平坦

*3:タウン全体の地形で東側は八子ヶ峰の尾根でやや南西に向かって開いているので、日の出後明るくなっても、太陽が空に出てくるのが遅いというのもポイントでしょうか

*4:筆者は図体がでかいくせに寒がりで、さらに暑苦しい性格なので、夏になるとやたら元気で人をイライラさせるタイプのようです

*5:散歩のような一時的なアクティビティに付随する暑さにはわりと耐性があります

*6:除湿能力は、室温27℃、相対湿度60%を維持した場合24リットル/日 というのがカタログ値

*7:一番の問題は、相当な工夫をしないとトイレに入れなくなる

*8:「排気ダクトを室外にだして温風を排出する必要があります」とのことですが、たぶん問題ないと思います

*9:たいてい眺望の良くない側、陽当たりのよくない側、ついでに山側

*10:自宅から運んだもので…

*11:湿度に関しては、下げなくても良い気もします

*12:周回路があまりないという問題はありますが…