山のYeah!

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マキタのコードレスクリーナ

沼への入り口

 先日、山の家のDIYはマキタの18Vと共に勝負する宣言をしましたが、マキタ沼の入り口と言われる、マキタのコードレスクリーナ*1 CL281FDFCWをこのたび購入しました。

www.makita.co.jp

型番CL281FDFCW

  マキタの製品は型番*2で何が売られているのかわかるということなので、ちょっと調べてみました。下記、少し変な切り方をしていますが悪しからず。

  • CL
    CleanerなのかCord Lessなのか不明ですが、コードレスクリーナです。
  • 28
    18のシリーズの後継で28。18Vの製品です。
  • 1
    微妙な仕様の違いで3種*3 あります。
  • FD
    Fが分かりませんでした。クリーナの他のモデルを見るとバッテリーがスライド式でない軽量モデルになるとつかないように見えます*4。Dは充電工具ということのようです。
  • FC
    サイクロンアタッチメントが付くとFC、付かない場合はRFになっています。数字の後ろの5文字を超える場合は、Rが省略されることが多いそうなので、このモデルではRが省略されたと考えます。以下のようになるのかと思います。
    R-充電器付き
    F-3.0Ahバッテリー付き(18Vなのは上記28で示している)
    C-Cyclone(サイクロン)
    ということなのだと、推測します。
  • W
    White-ホワイト。つまり白ということではないかと思います。*5

購入理由

マキタの18Vであること

 そもそもの掃除機が欲しかったというよりも前の理由*6については、ここでは省略します。
 マキタの掃除機にした理由は、マキタで揃えると決めたからです。
 この機種の理由は、バッテリーは18Vと決めたからです。
 少し古い型等もあって安いのですが、吸引力のこともあり、思い切ってこっちにしました。充電器・バッテリーがなければ、そこそこ安いのですが、今回は思い切ってセット*7のものを買いました。3.0Ahでも良いとしたのは、街の家の掃除機がそろそろ寿命を迎えそうなので、おそらくそちらも同商品を買ってしまおうと思ったからで、主に掃除機に使用するものとしては3.0Ahで十分という理由です。

マキタ製品全般の良いところ

 マキタはわりと色々なパーツを個々に販売するので本体だけとかパーツだけとかで購入することも可能なので、将来的にパーツを買い増したい、本体でさらにパワーのあるものが出たのでそっちにしたい、という時でも、それだけを買い替えていくことが出来ることが多い*8のは良いことだと思います。バラバラでなく、セットですぐに使えるようにしたものがあるというのも優しい感じです。

サイクロンアタッチメント

 サイクロンアタッチメント*9については、吸引力が下がる等の問題もあります*10が、メンテナンス的にフィルター交換の頻度が減る*11こと、普段はダストケースを外してゴミを捨てるだけ*12という、メンテナンス性の高さに惹かれました。

カプセル式

 カプセルにするか、紙パックにするかという点に関しては、紙パックの在庫を管理できる気がしないので、カプセル式にしました。カプセル式の場合は、消耗品がフィルターになりますが、フィルターを洗って駄目だな、と思っても、そこからフィルターを注文し、到着するまではだましだまし使えばよい*13わけです。
 サイクロンアタッチメントを付けていても、カプセルの中にも少しずつとはいえ埃が溜まっていき、吸引力を下げる要因になるので、カプセルの中もまめに捨てる手間が増えてしまいます*14が、仕方がありません。

いざ開封

マキタ 外箱

外箱

 箱は想定以上に小さいものでした。Amazon調べでは 59×24.8×17.8㎝、3.88Kgとのことです。質実剛健というにふさわしい箱で、商品の特徴が書き込まれています。生活スタイルへの言及(◌◌なときに、みたいなやつ)はありません。取扱説明書でないクイックスタート的なもので、開ける前に9割がた分かってしまう感じです。

箱の中身

開封

 開けてみると、箱の大きさにも納得できます。この色々分解されたものが、それぞれ実は値段がついているということになります。充電器がわりと大きいのですが、それがあってもこの大きさの梱包というところが素敵です。最近のこういった商品の箱の中は緩衝材等が多く、ゴミがやたらと多くなってしまうのが個人的に嫌いなので、こういったところも好印象です。

梱包箱の中身を確認

梱包箱の中身*15

 お買い物したセットの中身です。左から、本体(カプセル式、高機能フィルタEXがセット済)、3.0Ahバッテリー、ノズル、その下が充電器、サイクロンアタッチメント、ストレートパイプ(すきまノズルがセット済)、その下になってしまっていますが取扱説明書です。

セットされているものについて

 今回購入したCL281FDFCWは、参考価格46,000円(税別)となっていますが、その内容をみてみます。(価格は全て、税別の参考価格です)

  1. 本体 CL281FDZ (17,100円)
     本体だけ、というものはカタログ上探せませんでした。CL281FDZ*16はノズル、すきまノズル、ストレートパイプ、高機能フィルターEXが付いてきます。ノズルは標準付属品のものはカタログで探せませんでしたが、機能的なものが3,000円以内で色々揃っています。
    ノズル(部品番号123486-2)
    サッシノズル(部品番号451240-7) 
    ストレートパイプ(部品番号459481-9) 370円 
    高機能フィルターEX(部品番号A-68971) 900円
  2. 充電器 DC18RF (16,000円)
     値段がすごいことになってしまっています。高級充電器です。掃除機本体と充電器がほぼ同じ値段という価格です。掃除機は1充電につき20分ほど使え、この充電器を使うと3.0Ahのものは22分で満充電となるので、もう一つバッテリーを持っていれば使い続けることが可能です。普段我が家で使うような、携帯電話用のモバイルバッテリーに換算すると15,000mAhくらいの容量を短時間で充電できるので、機能的には素晴らしいと言えると思います。家庭的なDIY等にはオーバースペックだと思いますし、正直もう少し安ければいいなとも思いますが、それがプロ用ということで諦めることにします。当然、今後他の工具のためにも使っていきます。
  3. バッテリー BL1830B (18,000円)
     掃除機本体、そして目を見張る値段の充電器よりも、さらに高いバッテリー。まさに一度手を出したら、互換性のないバッテリーには行けない価格です。使いまわしていきます。バッテリーをもう一つ追加したのは、いずれ18V+18Vという製品にも手を出すことが予想されるので買ったという話で、掃除機を20分動かし続け*17さらに掃除をし続けなければならない事態は考えづらい*18と思います。
  4. サイクロンアタッチメント A-68856 (3,700円)
     後から買うことも出来ます。無いほうが小回りも効き、吸引力も上がります。

 全て足すと約55,000円程度になり、セットで購入するほうがお得です。だいたいマキタの製品は参考価格から3割引きくらいで購入できます。ですから、この差額は店によって微妙に異なってきますが、どこで見てもやはりセットのほうがお得です。
 口コミ等見ると、パイプ等がロック付きでなく簡単にスカッと抜けてしまうというのが改善されているのは、わりと見過ごせないポイントだと思います。
 とはいえ、高級掃除機だな、と自分でも思います。

購入直後レビュー CL281FD

 いずれにせよ使い倒して、山の家も街の家もきれいにしてやろうと思います。詳しい使用感等はいずれまたと思います。何しろ、まだフィルター等の水洗いもしておりませんので、どうのこうのと言えないと思うのですが、簡単なレビューを。 

特徴

軽い

 バッテリーがわりと重いのですが、そうはいってもやはり軽いですね。我が家的には初めてのスティック掃除機であり、初めてのコードレスクリーナなのですが、思った以上に気軽に扱えます。サイクロンアタッチ面のつかない状態のカタログ値で1.4Kg。マキタの掃除機が評判を呼ぶブログ上では、1Kg前後のものが人気ですので、それと比較すると重くなります。
 サイクロンアタッチメントを外すと、取り回しがさらに良くなります。
 取り回しの良さとトレードオフになってしまうものとして、標準のノズルヘッドが小さいので、掃除機をかける際に一回の動作でノズルがカバーできる面積は小さめです。
 軽さについては、他社製品と比べた場合メリットといえるほどのものではなく、あくまでも今までの我が家としては軽いというだけです。

耐久性・メンテナンス性

 これは購入したばかりで分からないのですが、モーターがブラシレスモーター*19にしたので吸引力が向上したとのことです。また軸受け部をボールベアリングを採用したので他のマキタ製品と比べて2倍以上の耐久性があるとされています。どうやら動力に関しては、パワーはある程度切り捨てて、耐久性とメンテナンス性を割り切って追求した感じです。
 使用した感じでは剛性には問題がありません、サイクロンアタッチメントもカプセルもゴミの捨て方だけでなく、捨てる際にも埃が舞い散りづらい形状をしています。本体等はさっと吹くだけでよく、本体から取り外せるものは水洗いが出来ます。総じてメンテナンス性が高いと言えます。

吸引力

 個人的にマキタに対して持っているブランドイメージほどは、吸引力は強くありません*20が、必要十分な能力はあります。カタログ値での吸い込み仕事率はパワフルモードで60W。フローリング等にあるゴミなどを吸引するには十分な使用感ですが、強烈な吸引は感じません。
 スライド式のバッテリーなので、バッテリーのへたりが吸引力に及ぼす影響は少ないのは良いところです。
 どちらかというと、小型化、軽量化による取り回しの良さと、気軽に掃除できるのを優先させた作りです。我が家としては、どこにでも持っていけて、気軽に掃除機をした後は、簡易モップ等で気軽に細かいものを回収するというのを目指している*21ので、これで良いということになります。

日本の一般家庭としては微妙なスペック

 吸引力に拘るならば、コードレスでないもので、大きいものを買えば、同じマキタでもカタログ値で2倍ほどのものが安く買えるはずですし、少なくともサイクロンアタッチメントは付けるべきではないと思います。HITACHIあたりの最上位機種あたりは10倍以上の数字*22が出ています。
 また、我が家の場合は、愛犬の抜け毛がわりと多いので、紙パックの消費サイクルがかなり早くなると思われるのでサイクロンアタッチメントにしましたし、諸般の都合で、街の家はフローリング、山の家も畳とフローリングで、カーペットを使用する予定がないので、吸引力に関してはむしろオーバースペックかもしれません。
 フローリングと畳の家ならば、下位機種であり、10.8Vの機種*23でも、安くて、軽くて、機能的には十分です。

我が家はマキタの18Vなのだ

 しかしながら(まだ何も持ってないけど)我が家はマキタの18V。
 簡単で、壊れなくて(そこまで使ってないけど)、フローリング床なら十分な吸引力。加えて、コードレスで、そこまで重くなく、取り回しもよい。今回の我が家では高くつきますが、インパクトやハンドソーやブロワーなどDIY・園芸でマキタの電動工具をあらかじめ持っているような方だと、本体だけの購入なので値段的にもそこまで高くない。
 こういう人種には、わりといい買い物だと思います。上記条件を満たすと、沼で溺れている感じが出ますね。 

沼からアドバイスがもらえる

  その沼ですが、マキタ沼に嵌まった人からの情報発信がインターネット上になぜかあふれています。人に教えたくなるのもマキタ沼なのでしょうか。沼に嵌まると宗教になるのかもしれません。我が家としては、マキタ製品がもっと売れて、製品が安くなったらいいな、と思いながら、投稿しています。なお、マキタの掃除機アタッチメントについては、下記のサイトに詳しく載っています。

dendoukougu.com

*1:クリーナーと言いたいのですがマキタ的にはクリーナということらしいのでクリーナにします

*2:カタログ上のモデルでは、アクセサリの対応機種というところでみるとCL281FDとなります

*3:0が「カプセル式集塵&スライド+トリガースイッチ」。1は「カプセル式集塵&ワンタッチスイッチ」。2は「紙パック式集塵&ワンタッチスイッチ」

*4:ただしいわゆるスティック掃除機でないCL184Dという18V3.0Ahのバッテリーを使用する機種もあり、法則は見いだせていません

*5:あまりネット上で出てこないのですが、カタログを見るとCL281FDRFCなどというモデルが存在し、わざわざ青、白と書かれていますので、まず間違いないと思われます。マキタブルーの場合はあえて何も言わないとのことです

*6:掃除が必要なのか、とか、掃除は掃除機でなく箒・塵取り・雑巾等でいいじゃないか、等そこまで遡ることにあまり意味はないと信じます

*7:充電器・バッテリーセットのものは基本的に金額的にお得です

*8:古い記憶でしたが、色々調べた結果今でもそんな感じでした

*9:別売りでも購入可能なので後から買い足しても良かったかもしれません

*10:吸引力の差で新しいものにしたのに、という矛盾点は指摘しないでください

*11:すべてのゴミがダストケースに入るわけではありませんが、このあたりはダイソン等他のメーカーのサイクロン式掃除機も同じことです

*12:側面のボタンを押すだけでダストケースは外れ、とても簡単にゴミ捨てが出来ます

*13:そもそも洗った時点で、その前よりは使えているはずです

*14:紙パックなら満杯になるまで使って交換のはずです

*15:バッテリーが1個多くうつっています

*16:最後のZが本体だけのセットですという意味であるとのことです

*17:この時点でダストフィルターやカプセルが何度かいっぱいになって、掃除機をとめてゴミ捨てをしなくてはならないでしょうから、そんなゴミ捨てやバッテリー交換にかかる時間を考えると、バッテリーが2個あればある意味連続運転が可能です。

*18:掃除機を連続して10分以上かけるような掃除をするならば、違う掃除機を買い求めるべきだと個人的には感じます

*19:国内電動工具メーカー製スティッククリーナにおいて業界初←マキタ調べ

*20:ただし、そのイメージは工事現場の乾湿両用バキュームみたいなものなので、それこそオーバースペックなイメージです

*21:犬と暮らす家がつくりたい」でも一発での掃除よりもこまめな掃除が求められる犬飼いあるあるが書かれています

*22:我が家の愛するPanasonicは吸込み仕事率競争からおり、静粛性や環境性能などを追求しています

*23:CL107FDだと本体価格7,700円、バッテリー・充電器付きのセットでも20,000円です