山のYeah!

東急沿線と東急リゾートタウン蓼科で犬と二拠点生活

別荘購入まで-その2 山エリアの絞り方

 前回の記事で関東近郊の別荘地についての印象やインターネットなどの記事、実際に行った経験等から、いろいろ考えてみました。実際にいろいろ見て回ったりするのが良いとは思いますが、我が家ではそうのんびりしていると愛犬のいい時代を過ごせなくなりますし、全部回るほど余力は、資金的にも時間的にも作り出せそうにないので、下調べとしてはあんなものです。

no8.hatenablog.jp

  我が家の条件はやはり、移動距離と避暑です。ですから、山のエリアを選択し、標高で気温を下げていくということになります。いろいろと考えてみましたが、この場合プロ(東急リゾートの「リゾートStyle」はいろいろと参考にさせていただきました)のおっしゃることに間違いはない感じです。

style.tokyu-resort.co.jp

那須が消えた】
 メリット・デメリット・別荘地としての特徴、我が家からの距離、標高など考え併せても、那須ならば箱根だな、と那須は最初に選択肢から消えました。東北道へのアクセスの良いところなら、那須はありかもしれません。ただ未だに、このサイトで言われているような悪徳業者がいるという話も根強く残っていますね。
【箱根が消えた】
 東名高速道路御殿場ICをおおよその中間点として、国道138号で30分くらいで箱根または山中湖に到ります。箱根は小田急等の公共交通機関の充実が素晴らしいのですし、温泉という魅惑的なコンテンツも備えていますが、標高、ドッグフレンドリーな施設の質量で山中湖に劣るというのが我が家の判断でした。実感としては標高以上に夏の箱根は暑いイメージを持っているというのもありました。
【軽井沢が消えた】
 ここからは、迷うことこの上なしな状態でした。別荘地の値段は 山中湖<八ヶ岳<軽井沢 な感じです。我が家からの所要時間も 山中湖<八ヶ岳≦軽井沢 なので軽井沢が最初に消える感じもあります。しかし、軽井沢には新幹線という飛び道具があり、東京へのアクセスが抜群です。東京へのアクセスは、東京地方で仕事をしている我が家としては軽視できない条件です。また、定住までは考えていないので、資産価値が落ちにくいというのも新幹線の停車駅付近というのが武器になる気がします。札幌よりも年間平均気温が低いという条件も避暑という目的には合致します。
 ただ軽井沢の物件価格は少々お高めなことは手痛いところです。また、海・山問わず別荘の問題として挙がってくる「湿気」が軽井沢はわりと高めなのです。中山道の難所と知られた江戸時代から有名な話なのですが、こちらも手痛い問題です。湿気の問題は、軽井沢駅(というより碓氷峠)から離れればある程度解消されるようですが、新幹線の駅から離れるというデメリットと直結なのが問題でした。
 ドッグフレンドリーな施設の多さなど、なかなか難しい問題でしたが、佐久平を挟んで逆側の八ヶ岳山麓(軽井沢は浅間山麓)と比較し、避暑という観点(先ほどのリゾートStyleにも"夏は晴天率が高く、冷涼で湿度が低いため避暑に最適です"とあります)から、軽井沢を選ぶなら八ヶ岳だな、ということになりました。
【山中湖が消えた】
 我が家としては、近い山中湖か、避暑に最適な八ヶ岳か、という話になりました。山中湖なら朝5時に犬と散歩して、朝食を摂ってから自宅に戻っても9時からの仕事に間に合い、夕食後に朝の散歩のために山中湖に行く、ということも可能です。物件も下手すると車を買う程度の値段で入手可能だったりします。避暑としては、盆地なせいか風がなく穏やかな気候といえますが湿気がたまりやすく蒸し暑くなる傾向があると思います。また八ヶ岳との比較では、周囲の高地が富士山だけで、2018年のような猛暑の時は河口湖でもどうにもならなかったのですが、周辺に涼を求めることも出来ないという問題はあります。八ヶ岳ですと、ロープウェー、リフト等(富士見パノラマリゾート、蓼科牧場、清里テラスなど)を使って、標高2000m付近まで上がって散歩等を楽しみながら過ごすということができます。ただし、朝散歩をしてから帰宅・仕事なんていうことはやや無理があるという距離をどう考えるかが問題です。結局、避暑を中心に考えるので、八ヶ岳で考えてみようということにはなりましたが、すぐに「そう考えると山中湖もなぁ…」となってしまうのでありました。

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2018年9月頃の山梨県立まきば公園



(つづく)